中国のネットは規制がありVPNは必須
中国生活10年の私ですが、これまでVPNはそんなに使用してきませんでした。
と言うのも仕事上は中国人と中国語でのやり取りが多く、使用するSNSもほぼWeChat(微信)だけで事足り、VPNの必要を感じていなかったからです。
どうしてもLineやGoogleにアクセスする必要があるときはsuperVPNなどの無料アプリを使っていました。
しかし仕事上Googleのエコシステムを使用することが多くなったので、安定したVPN環境が欲しくなり、いろいろ調べてShadowsocksと言う通信方式の専門業者UCSSと契約しました。
利用してしばらく経ちましたので、利用開始までの流れと使ってみての正直な感想を書きたいと思います。
VPNの購入方法
まず、UCSSのホームページにアクセスします。
公式ホームページUCSS
このホームは中国からでもVPNなしで開けることができます。
中国のネット規制を回避するためのツールを提供している会社のホームページが規制されていないことには大きな矛盾を感じました。
私はUCSSの「通信ログを残していないのでアクセス履歴はぜったい安全」との説明を信じないわけではありませんが、単純に不思議な印象です。(笑)
見ると対応言語が「英語」「韓国語」「日本語」しかなく、「中国語」のサポートがないので許されているのでしょうか。
これはよく分かりません。
プランの選択
「UCSSへのお申し込みはこちら」をクリックします。
プランの種類
プランが表示されます。
大きく3つのプランに分かれています。
・UCSSプラン
・UCSS Low Pingプラン
・グローバルプラン
ゲーマーに特化した通信方式が特殊で高価なプランです。中国でも使えます。
ロシアに最適化されています。中国では使えません。
中国でオススメのプラン
中国でVPNを使う方は、【UCSSプラン】がいいと思います。
【UCSSプラン】では、「3か月プラン」と「1年プラン」を選べます。
それぞれ1か月に利用できる通信量によって6段階に分かれています。
2つのプランに6つの通信量ですから、普通の利用環境では12つの選択肢があるわけです。
1か月換算の料金を計算しました。(為替の変動が激しいため、おおよその数字になります)
1ドル140円として日本円で表すと、
3か月プランでは50Gが毎月1670円、100Gが毎月2290円、200までが毎月3930円。
1年プランでは50Gが毎月1200円、100Gが1720円、200Gが2950円。
まとめると下の表になります。
50Gまで | 100Gまで | 200Gまで | |
3か月プラン | 1670円 | 2290円 | 3930円 |
1年プラン | 1200円 | 1720円 | 2950円 |
プラン選択は、初めてUCSSを使う人が最も悩むところだと思います。
まず、UCSSには他のVPN業者のような「お試し期間」「無料利用期間」が設定されていないので、1年プラン(108USドル~630USドル)を申し込むにはかなりの勇気が必要です。
しかし3か月プランと1年プランのひと月当たりの料金の差額はとても大きいのです。
1年プランは25%OFF!!(3か月相当無料)
しかし以前USBメモリータイプのVPNガジェット直後に事業停止されるという経験をしている私は、一番安い「3か月プランの50Gまで」を選択しました。
プランを選んだら「レビューとチェックアウト」というページが開きます。
注文内容と料金を確認します。
プラン選択で悩んで何度も商品をショッピングカートに入れると、違うプランはもちろん同じプランでもその都度カートに合算されますので気を付けましょう。
通常アマゾンなどのネットショッピングでは「注文を確定」や「発注」と表皮すると思いますが、UCSSではなぜか「チェックアウト」と表示します。
注文内容に間違いが無ければ「チェックアウト」を押します。
次にメールアドレス認証を行います。
このメールアドレスがこれからのUCSSのIDの代わりとなりますから、通常使うアドレスがおすすめです。
認証ボタンを押すと、メールアドレス宛に認証高度が送られてきますから、それを入力します。
メールボックスの設定によっては、いたずらメールに認定される時があります。
少し待ってもメールが来ない時には、メールボックスの「迷惑メール」のフォルダを開いて確認しましょう。
あとは指示に従って、支払い方法のクレジットカードの情報を入力してパスワードを設定すれば、UCSSにログインできるようになります。
UCSSの使い方(Shadoesocksのアプリ)
実際にUCSSをパソコンやスマホで利用するには、Shadoesocksのアプリをダウンロードしてインストールする必要があります。
ShadowsocksRのダウンロード
そのためにはログインした後に、「ダウンロード」の項目からダウンロードすることができます。
ダウンロードした後、パソコンでは圧縮フォルダの解答やインストールなどの設定が必要です。
分からない時にはログインした後の「ホーム」にある「設定方法」を開けば詳しい説明があります。
どうしてもわからない時には「サポート」の「日本語サポート」にメールで問い合わせるといいでしょう。
パソコンで利用する場合はUCSSの専用アプリ「UCSS for Windows」を使うか、ほぼ生のShadowsocksプログラムの「ShadowsocksR for Windows」を使うか悩むと思います。
結論から言えば、細かい設定をしないのであれば「UCSS for Windows」でいいと思います。
ただ、「UCSS for Windows」はタスクバーに紙飛行機の表示が出ないので、アプリの接続を切断し忘れてVPNが必要ない時でもうっかりUCSSの通信量を無駄遣いしてしまうことがあります。
少しパソコンに詳しい人は「ShadowsocksR for Windows」のほうが各地のサーバーごとの通信速度などが一目でわかるので便利だと思います。
私は両方インストールして使い分けています。
通信料の残量確認
UCSS最大の特徴である通信量制限があるため、プランによっては使用量が気になるでしょう。
使用した通信量とのこりの通信料は、ホームの「サービス」→「プロダクトの管理」をクリックするとすぐに確認できます。
以上がUCSSを利用するだいたいの流れです。
使ってみた率直な感想
UCSSを使ってみて、良かったことと残念なことの率直な感想を書いてみます。
良かったこと
1、通信速度が速い
これまで、GoogleのPDCの無料枠を使ったシャドウソックスサーバーや無料アプリのVPNを使ってきましたが、こちらが断然に速いです。
特に昼間の時間帯は無敵です。日本にいるのと変わらないほどのスピードが出ます。
夜は少しスピードが落ちることもありますが、サーバーを変更すれば速いサーバーは見つかります。
サーバー変更が簡単なのもUCSSの良いところです。
2、操作は意外と簡単
自分でアプリをダウンロードしたりインストールしたりするのが少し不安でしたが、意外に簡単ですぐに自分でできました。
同時接続台数は3台までの制限がありますが、使用する機器の台数に制限はありませんからいろんなガジェット(家族のも)にインストールして利用しています。
3、サポートが良い
あまり期待していなかったが、利用通信量のことでサポートに相談したら、数時間でメールにて返信がありました。
こんなに早いことはたまたまかもしれませんが、正確な日本語、返事の内容も的確で好感が持てました。
残念なこと
1、お試し期間や短期プランがない
これに尽きると思います。
利用者のIPアドレスの保護のためとのことですが、3か月か1年しか選べないのは利用者の間口を狭くしていると思います。
それだけサービスに自信があるのでしょうけど。
お試し期間はともかく1か月プランはあってもよいのではと感じました。
2、料金が高い
Googleのクラウドサービスの無料枠を使えばShadowsocksのサーバーは個人でも1年間は無料で利用できます。
そのことを考えるとちょっと料金が高いですね。
サービスのレベルは高いので致し方ないと思いますが、もう少し安いとありがたいです。
3、通信量制限
これは人によると思いますが、通信量制限が私はとても気になります。(笑)
足りないのを心配するよりは余裕をもって通信量が多いプランを購入すればいいのでしょうが、UCSSは使いきれずに余った通信量の翌月繰り越しサービスをしていないので、残ったら残ったで無駄になるのです。
これはもう割り切るしかないです。(泣)
まとめ
まあ、使ってみての実際の感覚としては・・・・
中国で生活していて、
昼間は家にいない→50Gで十分
昼間も結構家にいる→100G必要
ゲームをよくする、YouTubeで動画をずっと見る、家族でVPN環境が必要→200G
と言う感じだと思いました。参考にしてください。
以上UCSS利用してみての感想でした!
使ってみて私は満足ですので3か月が過ぎても延長するつもりです。(実は延長して、もうすぐ3年。UCSSにこんなにお世話になるとは!大変ありがたいです)
もし質問があればコメントでお願います。
(2022年11月15日更新)
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