中国で主流のテンセント・ミーティング
コロナ発生以来、中国でもネットでのミーティングやリモート会議が増えてきました。
中国の巨大なIT企業のアリババやテンセントは猛烈な勢いで通話アプリを開発、改善を重ねてきました。
日本で仕事をしている皆さんの中にも、「今度の会議はテンセントミーティングで」とミーティング番号が送られてきた方もいるかもしれません。
日本ではzoomやwebex,teamなどを使う会社が多いと思いますが、中国ではアリババの「ding talk」とテンセントの「テンセントミーティング」が主流。
中国の検索エンジンで「wemeet」と検索して出てくる通話サービスと「テンセントミーティング」は同じサービスです。
グローバル版には日本語もありここからダウンロードできますが、せっかくなので大陸版(中国の学校や企業が使っているものと同じもの)を使う方法を紹介します。
このサービスはスマホからでも利用できますが、仕事でのミーティングはパソコンを使うことが多いと思います。
なので、今回はパソコン版「テンセントミーティング」の始め方、使い方、ミーティングの設定の仕方をどこよりも分かりやすく説明しようと思います。
テンセント・ミーティングの始め方
まず、ここの公式ホームページからアプリをダウンロードします。
テンセントミーティングはブラウザ版でも利用できますが、使えるサービスに制限がないアプリを使うのがおすすめです。
ホームの上部にある「下载中心」をクリックして「腾讯会议客户端」をクリック。
ダウンロードページに移動します
矢印の「立即下载」をクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードが終了したら、ダウンロード先のファイルをダブルクリックして開きます。
言語選択
言語を選択すると利用規約に同意する必要があります。「我接受」をクリックします。
この後、インストールが始まります。
会話アプリはセキュリティ上どうしても複雑になり、インストールにはかなりの時間がかかります。
最新のパソコンでも1分程度、少し前のパソコンなら2,3分はかかります。心配せずに少し待ちましょう。
何もせずに1番目のチェックを入れたまま「完成」をクリックすると、すぐにアプリが立ち上がります。
2番目のチェックは、Outlookカレンダーと同期させるものですので、チェックを外したままで大丈夫です。
アプリが立ち上がると下のようなウィンドウが立ち上がります。
個人認証
①ウィーチャット【微信】を使って認証する。
②電話番号のSMSで認証する。
外国のアプリに登録したくないという気持ちは分かりますが、こればっかりはどうしても認証が必要です。
ウィンドウ下の「ウィーチャットのアイコン」をクリックします。
すると、下のようにQRコードが出てきますので、スマホのウィーチャットでスキャンします。
①スマホのウィーチャットの下の方のチャットを選択します。
②右上の+のマークを押します。
③降りてきたメニューバーから「スキャン」を選択するとカメラが立ち上がりますので、それでQRコードを読みます。
スマホ画面に認証のボタンが出ますので「同意」選択します。するとパソコン上での認証が完了します。以上がウィーチャットを使った認証方法です。
ウィーチャットを使っていないという方は電話番号で認証する方法があります。
すると①ミーティング番号と②ニックネームを入力する画面になります。
次に、電話番号による個人認証です。
国際番号はすでに中国の86になっています。日本の場合は81に変更しましょう。
個人認証を完了すると以下のようなホーム画面が出てきます。
ここまでで、テンセントミーティングの始め方は完了です。お疲れさまでした。
「テンセント・ミーティング」の使い方
ミーティングルームに入る方法
ホームウィンドウの左上の「加入会议」という青いマークをクリックします。
すると下のような画面が出てきますので
①伝えられたミーティング番号を「会议号」に入力します。必要ならその下のニックネームを入力します。
②下のチェックは一番上がパソコンのオーディオを使用する、二番目がミーティングルームに入ると自動でカメラを起動する、一番下がミーティングルームに入ると自動でマイクを起動する、というものです。そのまま変更しないで大丈夫です。
最後に一番下の「加入会议」をクリックします。
もし会議にパスワードが設定されていれば「会议密码」が要求されますので入力してください。
機能の説明
ミーティングを予約設定する方法
もし北京時間を選択したら中国の参加者にはそのまま伝えますが、日本の出席者には時差を考え一時間前の時間を伝えます。
②毎週この時間に会議を行うならチェックを入れます。
③カレンダーとの同期を行います。
もしOutlookと同期させるならそのまま、カレンダーと同期させたくない場合は右側の「其他日历」を選択します。Outlookを同期すると面倒なので「其他日历」にチェックするのがおすすめです。
会議の人数が300人を超えると有料会員になる必要がありますが、ふつうこれはそのままで。
普通4ケタの数字です。
これはこのままで大丈夫です。
その他の設定
簡単に説明すると、
①会議に参加したい人を募集する機能です。
ふつうは会議の参加者には個別に連絡するためチェックの必要はありません。
②待合室を作るかどうかを選択できます。
メンバーが入ってきたときに主催者が本人確認などのセキュリティーをチェックしたい場合に使います。
会議の参加者が多い場合は、参加者の入室承認が煩雑になりますので普通はチェックは入れません。
③はデフォルトでチェックが入っていますが、主催者がミーティングルームに入る前に参加者の入室を認めるかどうかを選択します。
主催者の負担が減るのでこれはチェックしたままのほうがいいでしょう。
④は共有する写真などにマークを付け、無断再使用を防止するものです。
ふつうの会議ではチェックを入れる必要ありません。
⑤はミーティングルームに入ってきた参加者のマイクを自動でミュートにするかどうかを聞いています。
一番上は自動ミュート、次が自動ミュートオフ、最後が6人以上入ってきた場合は自動でミュートにするというもの。
これは参加者が自分で決めれますし、あまり意味はありません。そのままでいいと思います。
最後に、一番下の「预定」を押したらミーティングの予約が完成です。
下のようなメッセージウィンドウが出てきますので、①の部分を参加者に通知しましょう。
上の6ケタの番号がミーティング番号、下の4ケタの番号が自分で設定したパスワードです。
メールなどにコピペしやすいように下にコピーボタンが二つあります。
②は表示されているすべての内容をコピーするボタンです。
③はリンクとミーティング番号、パスワードだけをコピーするボタンです。
いよいよ会議が始まる時間になったら、今日の会議リストが表示されているホーム画面の中から、該当する会議の右端にある「进入会议」をクリックしましょう。
会議が始まります。
もし会議の予定をキャンセルしたくなった場合には、
①「进入会议」の横の下▽をクリック。
②一番下の「取消会议」を選択。
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