アリババグループが2015年に運用を開始した企業内ワークスタイルを変革するチームコラボアプリ、それがDingTalkです。
改良を重ねること5年、非常に使い勝手が良いアプリに進化しました。新型コロナウイルスの発生で中国中が在宅ワークを強いられる中、驚異的なスピードでDingTalkの利用が広まっています。
使ってみた感想
使ってみて分かるのはその完成度。グループのメンバーがストレスなくコラボできることに驚きます。電話、チャット、チャット会議、勤怠管理、情報共有の見える化、すべてがシームレスに行えるスーパーアプリです。
それが無料で利用できるとは驚くばかりです。
日本語にも対応していますが、一部対応していない機能もありますので、基本は英語で運用したほうがいいと思います。
ダウンロードの方法
ではダウンロードから見ていきましょう。ココからダウンロードページに飛べます。
「ダウンロード」を押して始めます
ios でもアンドロイドでもMacでもWindowsでも大丈夫です!
ダウンロードが終了したら、アプリのインストールの場所だけ確認して「実行」しましょう。
アプリのインストールをしばらく待ちましょう・・・・
確認画面が出ますので「Next」で続けましょう
インストールの場所を指定する画面が出ます。普通はプログラムファイルの中です。そのまま「Next」で続けましょう。
インストールが開始されます。パソコンの性能にもよりますが、およそ30秒から1分くらいでインストールされると思います。
インストールの完成です。このまま「Finish」を押すとDingTalkアプリが立ち上がります。
ログイン方法
ログインの方法はスマホでQRコードを読み取るか、携帯電話番号とパスワードを入力します。
初めての場合は左下にあるRejisterから登録しましょう。電話番号を入力すればワンタイムパスワード(数字)をショートメールで送ってくれます。
プライバシーポリシーに同意しましょう。
使い方
これがWindowsパソコンアプリの基本画面です。
メッセージ
サイドバーの4つあるメニューの一番上、「メッセージ」はラインの「トーク」と同じようなチャット機能です。
個人でもグループでもチャットできます。左側の青いサイドバーの一番上の「自分の名前」をクリックすると設定などを行えます。
言語の変更
セッティングから言語を変更できます。
でも中国語と英語は完全にサポートされていますが、日本語は一部中国語で表示されます。英語が苦手でなければ英語で利用したほうが便利かもしれません。
チーム・企業の登録
左側の青いメニューバーの一「連絡先」からチーム・企業の登録を行います。
連絡先の中に「チームを作成」とあるのでそこからチームを作ります。「チームを作成」を押すとWebページが立ち上がり、入力画面に必要事項を入力していきます。
携帯電話番号や認証コードなどを入力、プライバシーポリシーに同意します。
次にチームの情報を細かく入力していきます。この内容に基づき、アプリの機能が自動的にカスタマイズされていきます。
住所は国名から都市名まで順に選択していきます。最後のoptionalと書いている欄は必須ではありません。
すべて記入して一番下のボタンを押すと、チームの完了を知らせるページが出ます。
新しいチームの完成のページの「OK」を押すと、Web上のDingTalkが立ち上がり、使用できる機能を教えてくれます。
この時点でパソコンやスマホのアプリの中にもチーム作成は同期されていますから、このWebは閉じて構いません。
メンバーを招待する
これはWeb画面のcontactからメンバーを招待するためのQRコードを表示した画面です。コピーしてメンバーに送ればすぐに招待できます。
アプリ上でももちろん同じようにメンバーを招待できます。
この際、電話番号などの個人情報は一切必要ありません。QRコードだけでメンバーが参加でき、プロジェクトの資料を共有できます。
チームを解散する
もしプロジェクトが終了したり、チームが解散する場合には、管理者はWeb上からこのチームを解散させることができます。
もちろんアプリ上からでも解散させることができます。その際、共有した資料を保存できるようにエクスポートさせることもできます。
ここまでがダウンロードからチームの作成までです。
ここまでくれば、使っているうちにだんだんほかの便利な機能が使えるようになると思います。
便利な機能
チームのメンバーと効率的にコラボレーションするために、ほかの機能を活用することもできます。いくつか紹介しましょう。
ドキュメント
青いサイドバーにあるメニューの上から2番目はドキュメントです。
これはグループで共有した資料などをすぐに確認することができます。チャットがどれだけ長くても送られて来た資料を見逃すことはありません。
ワーク機能
次はワーク機能。これは自分が選択した企業の業態で必要と思われる機能をシステムが自動で判断し利用できるようにここにおいてくれているものです。
ほとんどが中国語で、英語や日本語には対応していない機能がほとんどです。もし中国語が読めれば便利でしょう。
有料オプション
アリババは今のところこのシステムを無料で公開していますが、しっかりと収益化のオプションを用意しています。
それはハードウェアの販売です。
会社の玄関に置いておくだけで社員の顔を三次元スキャンして勤怠記録を自動作成するDingTalk連携円形のカメラや、オフィスを丸ごと管理できるDingTalkルーターなどです
「ビデオ」を見ると思わず使ってみたくなる管理者は多いのではないでしょうか。
DingTalk連携円形のカメラ
社員の顔を3Dスキャン
ひとりひとりの出社時間、退社時間を正確に、ストレスなしで。
すべての社員の勤怠記録がDingTalkで管理できる。
モダンなデザインだから会社の入り口にも違和感なし!
これを入り口に欠けるだけで、出社が把握できます。また現場に直行、直帰する場合でもスマホのDingTalk上でチェックイン、アウトできます。
DingTalkルーター
これが社屋全体をストリーミング管理できるルーター。ビデを見ると便利なようですが、何ができるのかは使わないとよく分からないような感じです。
以上がDingTalkの導入の方法です。
中国のアプリなので使ってみると慣れないところもあると思いますが、慣れるとすごく便利なアプリです。
これから中国の会社と連携している会社にはマストなアプリになるかもしれません。日本語に完全対応すれば使う会社は増えると思います。
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