学校では先生たちが、「经济基础决定上层建筑」つまり「経済力という基礎が、上に立つ建築を決める」と繰り返し学生に教えます。中国では女性が結婚して仕事を辞めるという考えはありません。お金と自分の稼ぐ力だけが保証だというのが一般的な考えです。
そこでみんなが大好きな「お金」を話題にした教案です。私たちがこんなにもお金が好きなのはなぜか?そもそもお金とは何なのか?と言う話題から、お金を稼ぐ方法、お金の使い方、人生という限られた時間の中で必要なお金、と言った話題をみんなと共に話し合います。
気を付ける点は、一つの価値観を押し付けないこと、他の人の意見を批判しないことです。育った背景によっていろいろな考えがあるのは自然です。また中国人は寿命や余命について語るのを縁起が悪いと考えます。それであとどのくらいの時間が人生に残されているのか、と言う話題をするときには「これはあんまり縁起の良い話題ではありませんが、」とひとこと断るといいかもしれません。
授業の始めに「みんなお金好き???」と声をかけると「え?先生お金くれるの?」と盛り上がります。
お金が存在する理由について簡単に話します。
ここからスライドごとにみんなの意見を聞いていきます。日本語が苦手な生徒にもわかるようにところどころ通訳も入れます。
結婚相手のお金や時間の使い方は大切、と言う生徒は多かったのですが、どのように結婚前にそれを見極めるかということはみんな頭を抱えていました。
最後に短いスピーチを考えてもらいます。自分の時間とお金に関する考えかたをまとめてもらいます。以上が教案です。お金の話は身近でありながら深い話題ですから、あまり深く考えず、テンポよく授業を進めたほうがいいと思いました。
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