中国の闲鱼で売っている怪しいThinkpad x1 yoga gen7 を買ってみた話②【中華パソコンの日本語化の結末】

2023年4月12日水曜日

中国で買ったモノレビュー

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前回書いた中国の怪しいレノボパソコンの日本語化について、備忘録的に書き留めておこうと思います。

中華パソコン(レノボ)をWindowsのクリーンインストールによって日本語化するにあたって、問題となるのは主に以下の3つです。

①クリーンインストールした際に削除されてしまうWi-Fiドライバのインストール

②古いドライバの各種更新

私が購入したパソコンのお店の担当者は「日本語のWindowsを入れといたよ」と言っていたのですが、中国人が日本語のWindowsをクリーンインストールするのはなかなかハードルが高いはずです。

届いたパソコンを見てみると案の定、Windowsは中華版Windows Proの日本語言語パッケージをインストールしたものでした。普通に使う分には問題ないのですが、設定画面やアプリの名前などいろいろなところが中国語になっており、モヤモヤするので、クリーンインストールして日本語の正規WindowsProにしたいと思います。以下が簡単な手順と方法です。中級者向けということであまり詳しくは書いていませんが参考にしてください。


①インストール用のUSB(Wi-Fiドライバ入り)を作る

パソコンの型番に応じてインストールできるWindowsの種類が決まっているので、パソコンの型番をレノボの公式ホームページで検索して、もともとのWindowsの形式を再確認します。

Microsoftのホームページのダウンロードの画面から該当するWindowsをダウンロードします。パソコンに16G以上の空のUSBを挿してから、ホームページのダウンロードのページの手順通りにしていけばクリーンインストール用のUSBが出来上がります。

レノボのパソコンをクリーンインストールして時々困るのが、Wi-Fiのドライバーやタッチパッドのドライバーが削除されてしまい、クリーンインストールを続行できなくなってしまう問題が発生することです。レノボのThinkPadシリーズはキーボードに赤いトラックボールがついているのでカーソルの移動はなんとかできるのですが、Wi-Fiが使えないとWindowsの認証も完了できないので本当に行き詰ってしまいます。

そこでインストール用のUSBメモリの中に、ネットワークドライバのインストール用のファイルを入れておく必要があります。ドライバインストール用のファイルが入っていてもクリーンインストールは問題なくできますので安心してください。

レノボの公式ホームページの該当するパソコンのネットワークドライバーをダウンロードすればよいはずなのですが、私の場合はなぜかうまくいきませんでした。そこで該当するネットワークドライバーの冷蔵元であるインテルの公式ホームページから圧縮ファウルをダウンロードし、解凍したファイルをインストール用のUSBの中に放り込みました。

USBを挿したパソコンの再起動の際にF12 を連打しておくとレノボの場合はBIOS画面が立ち上がります。起動先をUSBにするとクリーンインストールが始まります。

Windowsのクリーンインストール自体は難しくありません。Windowsのプロダクトキーを入力するところでは、ウィンドウの下のほうにある、「プロダクトキーなし」を選びましょう。

手順を進めていくと「記憶領域のパーティション」を作成する画面になります。その左下に「ドライバーの読み込み」というボタンがあるので、クリック。するとファイルを選択する画面になるのでUSBの中に入れておいたネットワークドライバのファイルを開けて選択しましょう。すると自動でインストールできるドライバを表示してくれるので、そのドライバを選びます。

もし選択できるドライバが表示されなければ、ドライバの型番とパソコンの型式が合っていないか、ファイルの種類(解凍してない等)に問題があるので、適応するドライバファイルを根気強く探してください。

適合するネットワークドライバがあればすぐにインストールされます。

パーテーションをどうするかは人それぞれ好みがありますのでここでは述べませんが、500GB以上であれば二つくらいに分けておくのが普通でしょうか。

とにかく、その後も示される指示通りに進めていくとMicrosoftアカウントの認証で、ネットワーク接続先のWi-Fiを選ぶ画面が出てきます。付近のWi-Fiを拾っていればネットワークドライバは問題なくインストールされていることになります。

ここまでが第一の難関、削除されてしまうWi-Fiドライバのインストールです。


②ドライバの更新

そのまま設定を続けていくと正規の日本語Windowsのクリーンインストール完成です。しかし、怪しい中華版パソコンの場合、Windowsアップデートをするだけではドライバが更新されず、タッチネルやペンなどが使えないことがよくあります。そんな時はどうぞ「デバイスマネージャー」を開いてでデバイスを一つ一つ確認してください。不明のデバイスがたくさん見つかるはずです。



ドライバが古すぎたり、中華の怪しいドライバが入っていたりするためです。そこで、専用ソフトを使ってすべてのドライバを最新のドライバに更新します。

私が使ったのは「ドライバーイージー」Driver Easy というソフトです。

有料版は便利ですが、時間と手間をかければ無料版でも十分ドライバの検索と更新ができます。使い方はそちらをご覧ください。



すべてのドライバを更新したらすべてのデバイスが動くようになります。デバイスマネージャーを見ても不明のデバイスはなくなっていると思います。


以上が怪しい中華レノボパソコンを日本語化する方法です。よければ参考にしてください。

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