雲南省昆明市に引っ越してきました。
雲南省は中国の南西に位置してミャンマーやベトナムに接している辺境の地です。
雲南省の大学から誘いがあり、昨年まで勤務していた河南省の大学をやめました。たくさんの思い出があり、またいつか戻ることもあればと勝手に想っています。
今日ご紹介するのはこの雲南省の近く、ベトナム風の巻粉(ジュエンフェン)です。以前広西省で生活していた時は毎日ビーフンを食べていたものですが、河南省に行ってからはすっかり麺文化(小麦粉)になじんでしまい、あまり米の麺を食べることがありませんでした。久しぶりに「米粉の粉もん」を食べるので楽しみです。
今回おじゃましたのは地元の小規模チェーン店「老字号传统纯手工越南小卷粉」さんです。
店名の 老字号 は老舗という意味。传统纯手工 は伝統的な手作り、越南 はベトナム、小卷粉 は米粉の皮で具を包んだゆるふわの春巻のような料理のことです。
お店の中の看板を見てみると揚げ物から炒め物まで豊富なラインナップ。
しかしお昼は看板メニューのベトナム風「巻粉」が主力のようです。夜はお酒を飲みながら揚げ物や焼き鳥をつまめるのでしょう。
小さなテーブルが歩道に並べてあるので、勝手に席を取ります。
注文するとこのような小皿にお酢と醤油、パクチーなどの薬味を入れてくれます。おいしそうですね。
これが運ばれてきたベトナム風「巻粉」です。ふわふわの米粉で造ったクレープの中に煮詰めたシイタケがくるまれています。アツアツではありませんが、程よく暖かく口当たりがいいです。あっさりした皮に濃い味付けのシイタケがよく合います。
このように薬味につけてベトナム風「巻粉」をいただきます。
中国の南方にお越しの際は米で作った麺やクレープのような料理をぜひ試してくださいね。
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