中国人ならだれでも大好き「香腸(シャンチャン)」
豚肉に味付けして腸詰めする中華風サラミです。冬になると家々の軒先に吊るされて干してあるのをよく見かけます。特に地方によっては春節を迎えるのに必須の食品として人気があります。
今回はその「香腸(シャンチャン)」を作ってみました。すべて自分で道具をそろえてやると大変なことになるので、今回はお肉屋さんで肉を選んで、その場で腸詰めしてもらうことにしました。既製品も売っていますが、お肉を自分で選ぶと安心ですね。
ということでやってきたのはアリババ系のスーパーマーケット「盒马先生(フーマーセンション)」このお肉コーナーで「香腸(シャンチャン)」のキャンペーンをやっています。一キロ52元(工賃手数料込)でした。そこで今回は豚のウデ肉(前モモ)を6キロ購入することに。
およそ400元弱です。こうしてみると迫力ありますね。ちなみに「香腸(シャンチャン)」は干すと水分が抜けて少し軽くなりますから、既製品とキロ当たりの価格を比較するときにはその点も考慮しましょう。
大きな肉の塊をざっくり切っていきます。そのあとミンチにかけたのが下の写真。この時点でもう味付けは終わっています。今回味付けは四川風にしました。マーラー味です。山椒の香りがピリッと効いていておいしいです。このアリババ系「フーマーシェンション」では超詰めする前の肉をフライパンで焼いて味見させてくれます。味に納得できなければ「もう少し辛く」とか「もう少し山椒を効かせて」とかリクエストできます。今回は美味しかったのでそのまま腸詰をお願いしました。
いよいよ機械で豚の腸に詰めていきます。白い管にセットしてあるものが腸です。中国語では「肠衣(チャンイ)」といいます。
出てきました!!結構なスピードで出てきます。豚の腸とはこんなに長いものなのですね。
どんどん出てきます。1.5メートルくらいになったら切り離し、20センチ間隔くらいでタコ糸でくくり、ソーセージ状にします。
出来上がった「香腸(シャンチャン)」を家に持って帰って外につるせば2週間程で食べられるようになります。もういただきましたが、とても美味しかったです。
自分で作ると言ってもすることは肉を買うことだけなのでとてもお手軽。皆さんも機会があればどうぞチャレンジしてみてください。
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