海外公館でのパスポート更新の方法
先日学校のほうから連絡があり、来年の契約一年間のパスポート有効期間がないとの指摘がありました。言われてみれば来年の1月で私のパスポートは切れます。契約を更新するにしてもしないにしてもパスポートの有効期限が少なくなるのは心理的にもよくありません。
海外に滞在中にパスポートの有効期限が切れてしまった場合、どうすればいいでしょうか?パスポートは日本国内でしか更新できないと思っている方も多いかもしれませんが、実は海外公館(大使館や領事館)でも更新することが可能です。ただし、日本国内での更新とは手続きや所要時間が異なる点に注意が必要です。ここでは、海外公館でのパスポート更新の方法について説明します。
まず、海外公館でパスポートを更新するには、以下の書類を領事館に提出する必要があります。
- 申請書(領事館のホームページから外務省の専用ページに移動し、申し込みの記入を行います→自動的に申請書のPDFが作成)
- 現在のパスポート
- 写真(サイズは4.5cm×3.5cm、白色または淡色の無地の背景、正面から撮影したもの)
- 住民票の写し(日本国内に住所を有する場合)または在留証明書(海外に住所を有する場合)
- その他必要に応じて提出を求められる書類(例:結婚証明書、離婚証明書、戸籍謄本など)
次に、必要な費用についてですが、パスポートの種類やページ数によって異なります。一般的には、以下のような料金表が適用されます。
- 通常旅券(10年有効・48ページ):16,000円
- 通常旅券(5年有効・48ページ):11,000円
ただし、これらの料金は日本円で表示されていますが、海外公館では現地通貨で支払うことになります。その際、為替レートや手数料などによって料金が変動する可能性がありますので、事前に領事館に確認しておくことをおすすめします。
ここ中国ではパスポート更新料金940元、古いパスポートと同一の人物であることを証明する証書125元、合わせて1065元(20000円ほど)でした。なお、支払いは現金のみでウィーチャットやアリペイなどの電子決済は使えません。
最後に、パスポートの発給までの所要時間ですが、これも海外公館によって異なります。一般的には、申請から発給までに約2週間から1ヶ月程度かかると考えておくとよいでしょう。ただし、混雑状況や郵送時間などによって遅れる場合もありますので、余裕を持って申請することが大切です。
ここ中国の昆明では最寄りの領事館、駐重慶日本総領事館から離れていることもあり、昆明に住む日本人のために一年に一回領事館の職員が昆明まで出張して手続きをしてくれる、ありがたい制度があります。
今回は前もって2週間ほど前に必要な書類を郵送で重慶の領事館まで送っておいたら、出張サービス当日に新しいパスポートを受け取ることができました。必要な書類などは領事館のホームページにあるメールアドレスにメールを送れば教えてくれます。
以上が海外公館でのパスポート更新の方法です。海外滞在中にパスポートの有効期限が近づいたら、早めに領事館に連絡して手続きを始めましょう。
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