中国の(少し残念な)おしゃれトイレ

2020年7月3日金曜日

中国生活

t f B! P L
中国では清潔なトイレが長年の課題でした。80、90年代の中国旅行ブームの際には「ニーハオトイレ」と呼ばれた、ドア無しの公衆トイレに衝撃を受けた日本人旅行者も少なくなかったようです。

現在では中国のほとんどの都市では家庭の水洗便器が標準になっています。しかし問題は公衆トイレ。不特定多数の人が使用するトイレの衛生状態は使用する一人一人のマナーに大きく依存しています。「自分が使えたら、後の人のことは考えない」という考えの人が多かった中国では、公衆トイレの不潔な状態は国内のマナーレベルを表す恥ずかしい部分だったのです。

そこで「トイレ革命」をぶち上げたのが習近平さん。鶴の一声で全国の公衆トイレの改修新設が始まりました。しかしいくら新しいトイレを作っても使用する人が汚く使えば「トイレ革命」は成功しません。そこで大量の清掃員にいつも掃除させることにしたのです。今中国では大量のトイレ専用清掃員が雇用されています。

今回散歩中に見つけた面白いトイレを紹介します。公園の林の中を歩いていると見えてくるごつごつとした岩。しかしよく見ると・・・・
何やら入り口らしきものが・・・・
もっと近づいてみると・・・・トイレのマークと「男」の文字。そう、これもトイレです。風景に溶け込むいいデザインのようですが、岩の形は前だけ、後ろは普通の小屋になっており「詰めが甘い」少し残念なデザインでした。
中国では政府の号令ひとつで様々な施策が一斉に実行されます。そのスピード感は圧倒的で、一度中国に住んでみるとびっくりすると思います。

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